本日もシュヴァルツコップを♪
ピアノ伴奏はフルトヴェングラー。
20代のころ、よく通っていたCD店で偶然見つけ、フルトヴェングラーのピアノ伴奏が聴けるなんて!と嬉しかった記憶が残っています。
変幻自在、繊細で伸びやかな美しい伴奏です。
〜H.ヴォルフ〜
「女声のための六つの曲」より
第4曲 夏の子守歌 (詩:ライニック)
E.シュヴァルツコップ(ソプラノ)
W.フルトヴェングラー(ピアノ)
1953年
Vom Berg hinabgestiegen
山の方から這い下る
Ist nun des Tages Rest;
今日の名残りの薄明かり
Mein Kind liegt in der Wiegen,
我が子はゆりかごに
Die Vägel all‘ im Nest.
小鳥はみな巣の中に
Nur ein ganz klein Singvögelein
一羽の小さな鳥だけが
Ruft weit daher im Dämmerschein:
朧の闇のなか歌ってる
„Gut‘ Nacht! Gut‘ Nacht!
「ねんねんころりよ、ねんねしな、
Lieb‘ Kindlein, gute Nacht!“
可愛いい坊やはねんねしな」
Die Wiege geht im Gleise,
ゆりかごに、ゆらゆら揺れています、
Die Uhr tickt hin und her,
時計も振り子を振ってます、
Die Fliegen nur ganz leise
かすかに羽根を振るわせて
Sie Sommen noch daher.
蝿もぶんぶんいってます。
Ihr Fliegen, lasst mein Kind in Ruh!
蝿よ、静かにしておくれ!
Was summt ihr ihm so heimlich zu?
何を坊やに言ってるの?
„Gut‘ Nacht! Gut‘ Nacht!
「ねんねんころりよ、ねんねしな、
Lieb‘ Kindlein, gute Nacht!“
可愛い坊やはねんねしな」
Der Vogel und die Sterne
小鳥たち、お星さま、
Und alle Rings umher,
それから、まわりのものは、みな
Sie haben mein Kind so gerne,
我が子がお気に入り。
Die Engel noch viel mehr.
御使いたちも、ことのほか
Sie decken‘ mit den Flügeln zu
翼ひろげて、おもりして、
Und singen leise: „Schlaf in Ruh!
声を潜めて歌ってる。
Gut‘ Nacht! Gut‘ Nacht!
「ねんねんころりよ、ねんねしな、
Lieb‘ Kindlein, gute Nacht!“
可愛い坊やはねんねしな」