本日は、ブラームスのピアノ曲をどうぞ。
〜J.ブラームス〜
創作主題による変奏曲 ニ長調 Op.21-1
E.フィッシャー(Pf)
ブラームス24歳時の初期の作品。
主題と11の変奏曲から成る美しい曲です。
フィッシャーの音は、粘り気があり各声部が充実していて層の厚さを感じます。
外声は元より内声がとても豊かですね。
左右1指と2指を固めず(重松先生曰く、解き切って)、肩回り全体で柔軟に使っていくことがこの曲に入る一つの大事な糸口だなと、弾いていて思います。
個人的には、20代半ばピアノに関して苦しい時期に出会って初めて心が動き、救われた思い出深い曲です。