稽古初め

2021年01月11日 22:51

新年になり、当教室では4日からピアノレッスンを始めております。
お一人お一人、ピアノを弾くことが楽しくなるようなレッスンを今年も心掛けてまいりたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

当教室の、ある1年生男の子も、お母様と元気に今年初めてのレッスンに来ました♪
この年末年始も、お家での練習を毎日続けていたそうで、”ちょうちょう“を両手で上手に弾くことができました!特に、左手で弾く簡単な伴奏をとてもきれいに弾いていました。

実は、この子は昨年のピアノ発表会本番では思うように弾けず、とても悔しい思いをしました。
無器用さんだけど、とても素直に気持ちを出してくれる子で、とても可愛いらしいお子さんなのです。普段お家での練習では、お母様がいつも見守って下さっていて、短時間でも毎日練習を続けているそうです。

ちょうちょうの前の曲は、”ララソファ ファファミ レミファソラ〜” というメロディで始まる
「トロイカ」でした。この子は、この小さな小さなきれいな曲を、とても感じ良く弾いたのです。私が「この曲好きなの?」と何気なく聞いたら、「うん、すき」とぼそっとその子は言っていました。

今までは両手で弾くまで随分時間がかかっていたけれど、最近変わってきたのです。
環境を整え、ピアノの練習を毎日の習慣にして下さった親御さんの愛情が、このお子さんの成長に大きく繋がっているのだなと感じております。


今回のおすすめの曲は、
〜F.ショパン〜
マズルカ 第25番 Op.33-4 h-moll

ミエチスラフ・ホルショフスキー(ピアノ)

パブロ・カザルスの伴奏者としても有名な、ポーランド出身のピアニスト。ホルショフスキーは手が小さかったそうですが、聴いていてそのようなことを全く感じませんし、そもそも体格が小さいから不利などという考えは持たない方が賢明ですね。
マズルカって、こんなに綺麗な曲なんだなあと感じさせてくれる音です♪

マズルカは、三拍子のポーランドの民族舞踊曲です。杜甫の漢詩・國破れて山河あり〜「春望」を思い出し、国や年代、形式は全く違えど感じることは同じだなぁなどと思いながら聴いています。

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